1年半ほど前に家を建てて以来、家に帰るのが楽しくて仕方ありません♪
夜や休日も、出歩くことがめっきり減りました。
それは、やっぱり
憧れていた建築家さんに設計してもらった家の居心地が良すぎる
からです。
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ちなみに
総予算は、土地プラス家プラス諸費用で、3600万円。
そのうち土地代がおよそ900万円。
つまり、2700万円で
- 建物(120m2くらいの小さなものですが…)
- 設計料
- 施工管理料
を全て賄っているのです。
これ、自分でもかなり頑張ったな~と思うのですが、
この予算で建築家さんに設計を依頼するのは、本来であればかなりキツイです。
では、どうして我が家は低予算、フルローンで建築家さん設計の注文住宅を建てることができたのでしょうか?
そもそも建築家と組んで注文住宅を建てるのにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか?
今回は、そのあたりのお金の話について説明をします。
建築家と組んで注文住宅を建てる時の費用
建築家さんに住宅の設計を依頼するときは、ザックリいって
建物代の10%
が設計料および施工・監理料となります。
(建築家によって異なります。)
ということは、我が家を基準にすると
およそ270万円が設計料ということになります。
建築家さんによっても異なりますが、設計料の支払いは、通常3~5回にわけて支払うことが多いです。
我が家の場合は
設計契約時1/3、上棟時に1/3、引渡し時に1/3
のおよそ3分割でした。
ほとんどの場合、
設計料はニコニコ現金払いで、自分で用意した現金で支払います。
話を聞いてくれる銀行を選ぶ
何度も言いますが、我が家の場合、情けない話ですが、
住宅関係の資金は諸費用含め、ほぼフルローンです。
本来であれば、これでは建築家に設計を依頼することは困難です。
なぜなら、住宅ローンでは設計監理料が対象にならないことがあるからです。
だから、設計料の支払いは自分たちで現金を用意する必要があり、
ある程度の資金の余裕がないと、建築家住宅を建てることができないのです。
ということで、まずは住宅ローンを借りる時、
設計監理料が対象になるか、また分割払いやつなぎ融資に対応できるかどうか、
銀行さんとみっちりお話をする必要があります。
少しでも条件の良い、金利の安いところで住宅ローンを借りたいのは人情ですが、
柔軟な対応ができない銀行から住宅ローンを借りると、
自己資金が乏しい場合は非常に厳しい展開となります。
話を聞いてくれる建築家を選ぶ
銀行や資金繰りの話は非常にややこしいし面倒なので、
建築家さんによっては現金払いの場合しか受け付けていただけないことも多いようです。
なので、建築家さんのホームページなどをじっくりみて、
また必要に応じてお問合せをすることで、
実際に自分の持っている条件で仕事を依頼できる建築家さんなのかを見極めることが大切です。
ワタシの場合、たまたま憧れていた建築家さんがコスト意識も非常に厳しい方だったため、最初から
- 低予算であること
- ほぼフルローンになること
をキチンと説明し、設計をお引き受けいただきました。
また銀行や工務店さんとも何度も打ち合わせをして、
必要な資金が必要な時期に実行されるような手はずを整えました。
さらに、いろいろな補助金関係の情報もいただき、
申請可能な補助金はすべて申請し、予算の足しにしました。
優先するものを決め、順番をつける
そして、当たり前ですが、予算には限りがあります。
- 理想の間取り・広さ
- 理想の設備
のすべてが叶うわけではないことは、あらかじめ理解しておく必要があります。
我が家も、
- 予定よりは随分狭くなったし、
- 欲しかったベランダやテラスはつかなかったし、
- 内装も、当初予定よりは随分グレードを落とすはめになったし、
と、挙げればきりがないくらい、色々なものを諦めました。
限られた予算のなかで優先したのは、
あとで変更することのできない・もしくは変更しようと思うとものすごく手間とお金がかかるもの
です。
具体的に言うと、
- 構造を丈夫にするために必要な処置
- 断熱剤の厚さ
などに限られた予算を回しました。
長いこと暮らす家ですから、やっぱり安心して住める家にしたかったからです。
また、そのうち貯金ができたら内装関係や設備関係はリフォームすればよし、と割り切りました。
あと、細かいところでこだわったのは食洗機です。
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以前住んでいた家で使っていた幅60㎝のミーレの大型食洗機が大のお気に入りで、どうしても入れたかったのです。
これも、
- 幅60㎝の食洗機をビルトインで入れるには、台所の設計段階から考えないと入らない(日本の普通のシステムキッチンの食洗機は幅45㎝です。)
- 食洗機自体は、あとで入れ替えることができる
という観点から、高額なミーレはあきらめて、工務店さんおススメのモノをいれました。
コダワリは最小限に。
せっかく建てる注文住宅ですから、大きなものから小さなものまで、
頭の中にはいろんなコダワリがつまっていると思います。
ただ、せっかく建築家さんに依頼するのですから、
譲れる部分は譲った方が絶対に良いものができます。
餅は餅屋、プロはプロです。
我が家も、建築家さんとの何十回にわたる打ち合わせで、
当初は思いもよらなかった間取りの提案などもありました。
最初は「…?」と思いましたし、その間取りで生活をするという想像が難しかったのですが、
- 我が家の家族構成や持ち物の量
- 生活スタイルや今後の展望
などもすべてお伝えしたうえでのご提案だったので、
最終的にその提案を受け入れることにしました。
結果、ものすごく暮らしやすいです。
やっぱり建築家さんに依頼してよかった
と、ココロから思いました。
まとめ;結局のところ、注文住宅はコスパがよかった。
ということで、今までの話をまとめると、
低予算・フルローンで建築家と注文住宅を建てるのは、
率直に言うと、ものすごく手間と時間がかかります!!!
手間と時間はかかりましたが、
結果的に、それらを補って余りあるだけの満足が得られます‼
我が家の場合、予算が少ないこともあり、最後まで中古住宅+リフォームにするかどうか非常に迷いましたが、思い切って注文住宅を建ててよかったです。
しかも、建築家さんにもこだわったので、
夏は涼しく、冬は暖かい
理想の家ができて、光熱費などを含めるとコスパも良かったな、と実感しています。
- 予算が少ないから…
- 全額ローンだし…
と諦めるまえに、少しでも前に踏み出してみませんか?
★実際に家を建てる前に、ワタシはコレで勉強しました。
まんがですが、実際に著者が家を建てたときに悩んだことを赤裸々に綴っており、非常にリアルでした。最初の1冊におススメです。
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