こんにちは!ライトノベル言いたい放題のゆらりんです。
言いたい放題のついでに、大人女子が読める理想のライトノベルとは?について考えてみたいと思います。
1 主人公の属性について
大人が抵抗なくライトノベルを読むためには、「属性」という要素に対する検討は欠かせないものであると考えます。(ちょっぴり政治家的?)
・性別の件
男子向けラノベの主人公は、比較的男子が多いと思います。
男子でも全然OKです。
例えば、新井素子さんの小説を読むときには、文体が一人称であることもあり、主人公になり切った形で読み進めていくのですが、ライトノベルの場合は主人公と年齢が少し(?)、いえ、だいぶん離れてしまったこともあり、基本的には3人称の俯瞰的立場で読んでいることが多いです。
神様的、天の上から登場人物を眺める感じですね。
そうなると、主人公が男子であろうが女子であろうが、大きな問題はなくなります。
・年齢の件
一つ問題があるとすれば、年齢です。
ラノベの主人公は、大抵が高校1-2年生という設定な気がします。
これは非常に絶妙な設定で、
子ども過ぎず、かといって大人すぎない。
多種多様な読者層に対応できるのがこの年齢だと思うのです。
大人がラノベを読む場合、少なくともワタシの場合は、
主人公が中学生まではOKです。
さすがに小学生のままという設定はちょっときついです。
(主人公が幼少期を振り返る、というのはOK)
・属性の件
異世界転生ものには大変よくありがちな設定というか属性として、
何らかのチート技術を持っている
というのが挙げられます。
これも、嫌いな方は多いと思うのですが、ワタシとしては、物語の世界観とあっていれば問題ない、と考えています。
タイトルや出版社である程度の線引きをしているせいか、チートで女子モテの主人公のみを描きたい、といったストーリのない作風のラノベには、幸運なことに今まであまり当たったことがありません。
逆に、最近では、主人公がニート、もしくは非モテの全く冴えない男子というパターンも多く見られ、
アイドル系主人公とニート系主人公
に二極化しています。
雰囲気をつかみたい方におススメのライトノベルは
★アイドル系の代表↓
事故に遭った大学生。気が付いたら、スラム孤児となっていた…
★ニート系の代表↓
事故死した34歳無職、ヒキニートの非モテ男。目が覚めたら、異世界で赤ちゃんになっていた?
という感じですね。
・主人公が人ではない?
最近は、ライトノベルのパターン化を避けるためか
★主人公がスライム(中身は転生したリーマン)だったり↓
★主人公が剣だったり↓
といった、「人ではない主人公」的な作風もよくみかけます。
2.設定について
すでに「なろう」のテンプレと化している「異世界転生もの」、全然OKです。
OKですが、世界を広げ過ぎて辻褄が合わなくなってきているのを見るのは、ちょっと辛いです。
「魔法」「魔王」「勇者」「精霊」系の場合は、辻褄があっていなくても、それらの「不思議現象のせいですね」で結構何とでもなってしまうので、20巻とか長編でも結構いけます。
ライトノベルを読んでいて、ときどき、もらい泣きすることすらあります。
逆に、ハーレム主体の単なる学園ものや、主眼がストーリではなく男女関係に置かれているラノベの方が、読み切れないことが多いですね。
あと、時々ある「途中打ち切り系」…悲しすぎます。
作家さんにも、広げたい世界があっただろうに、と思うと…(泣)
商業系としては利益が見込めない作品は継続できないのも仕方ないのかもしれませんが、その場の人気だけで打ち切りを決める出版社の姿勢にはモノ申したくなることが多いです。
3.登場人物について
もともとライトノベルが男性向けという側面もあり、
- 男性→主人公
- 女性→主人公中心のハーレムを形成
という作風が多いのは否めません。
★売れている作品で例外は、コレですね↓
本好きの下剋上~司書になるためには手段をえらんでいられません
シリーズです。
本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません?第一部「兵士の娘I」
- 作者: 香月美夜
- 出版社/メーカー: TOブックス
- 発売日: 2015/02/27
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ライトノベルにしては珍しく、主人公は幼い女性です。
事故で死んだ、本が好きで好きでたまらない女子大生。目が覚めると、全く知らない世界に知らない家族。そして、自分のカラダは幼い子どもになっていた…
そして、地球の日本より文明の遅れたこの世界には、あんなに好きだった本がないらしい。さあ、どうする?
的なお話です。
主人公マイン、カラダは幼いですが、頭は日本の本好き大学生。
話している内容もしっかりしており、大人女子でも十分に楽しめる作風です。
※ハーレムについて
ストーリー上必要であれば、ある程度のハーレムは許容します。
というか、たいていのライトノベルって、主人公の男子が登場する女性すべてに同時に好かれる「(疑似的)一夫多妻制」です。
そこが生理的に受け付けない方は、ライトノベル自体がちょっと厳しいかもしれません…
そして、主人公の周りにいる女性は、それぞれタイプ(属性)が違います。
よく、ライトノベルの表紙に、
- 髪の毛の色がやたらとカラフルな
- そして80%がロングヘア
- そのうち3割がツインテール
みたいな女子を数人そろえたようなものがありますが、
(たとえばこんなの↓)
あれはどんな属性の男子でも楽しく読めるような、作者さまの配慮です。
数人女性がいたら、
- そのうちの一人は黒髪、もしくは金髪のお嬢様設定
- そのうちの一人は幼女系
というのもお約束です。
ただ単に肉体関係だけをひたすらクローズアップされるとどうしようもありませんが、女の子一人ひとりに魅力的な性格&能力付けをして、脇役以上の扱いに昇華させてくれている作品には好感が持てますね。
あまりにご都合主義的に女の子が動くストーリーだと、「この作家、女性をモノ扱いしてるな」とちょっと悲しく思ってしまいます。
まあ、ライトノベルって、基本、男性の妄想のためにあるような部分もあるので、仕方ないんですけどね…
4.イラスト
これも結構重要な案件です。
イラストは、ライトノベルを構成する重要な要素の一つです。
実は表紙のイラストが生理的に受け付けず、読むのを止めた作品もあります。
実際の女性ではあり得ないくらい胸が強調されていたりすると、どうにもコンビニの片隅に囲ってある成人男性向け雑誌を無理やり読まされている気分になるので「ごめんなさい🙇」です。
5.まとめ
ということで、まとめると
「読んで満足できれば、細かいことは問わない」
ということです。
かなりおおざっぱですみません。
以上のような好みをもとに、「大人も楽しく読めるライトノベル」を紹介していく予定です。
どうぞ、お楽しみに!