2018年9月6日に起こった北海道胆振東部地震で、およそ1日にわたる停電を経験しました。
まさか札幌の近くであんな大きな地震が起こるなんて、そして北海道全域で停電が起こるなんて、全く考えたことがありませんでした。
我が家は幸運にも水道とガスは普通に使えましたし、もともと高齢者と犬がいるので最低限の備蓄はしていたつもりでした。
それでも、停電が丸一日以上続くと不安になりましたし、実際に経験してみないとわからないこともたくさんありました。
職場のあちらこちらでも
[st-kaiwa3]風呂入った?[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa6]停電大丈夫?[/st-kaiwa6]
[st-kaiwa7]ごはんは?[/st-kaiwa7]
などの会話が聞こえてきます。
ということで、
[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]
①備蓄しておいて実際に役に立ったもの
②コレを準備しておけばよかったなと思ったもの・こと
[/st-cmemo]
など、今回の地震⇒停電で気が付いたことをまとめておきます。
災害用品の備蓄について
地震前の我が家の備蓄リスト
我が家は高齢の母(人見知り、ボッチ系)と犬(12歳元♂、遊びたがり)がいます。
自宅近くの指定避難所は非常に古い町内会館であり、近くに駐車場もありません。
犬がいるととても避難できる状況になく、もともと「避難所にはぎりぎりまで入らなくて良いように」と、心配性の母が災害備蓄代わりに色々な品を多く買いだめしています。
以下、震災の時点で我が家に備蓄していたもの(というか、たまたまあったもの)をリストアップしてみます。
[st-midasibox title=”地震前の我が家の備蓄リスト;食料品関係” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- ペットボトルの水 500ml×24本
- ペットボトルの水 2L×8本
- ペットボトルのお茶 500ml×72本(Amazon定期便で配達されたばかりだった)
- 米 10㎏
- カロリーメイトブロック 10箱(もともと子どもが補食代わりに学校に持っていくためのもの)
- コーンフレーク 2袋
- カップラーメン 3個(ふだんはほとんど食べない)
- チョコレート
[/st-midasibox]
やたらと水、お茶の備蓄が多いように見えるのですが、我が家は普段から水を多く飲む家で、もともとAmazon定期便で1か月にお茶24本入りを2-3箱運んでもらっているのです。
たまたま配達日から1週間たたずに被災したので、タイミングが良かったことは否めません、
[st-midasibox title=”地震前の我が家の備蓄リスト;装備品関係” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- 懐中電灯 6本(LED1本 電球1本 キーチェーン付き3本、手回し式1本)
- LEDランタン 1個(先日のバーベキューの時に買ったもの)
- カセットコンロ 1台(普段からコレを使って鍋をします。)
- 予備のガスカセット6本
- モバイルバッテリー5個(大型1、中型2、小型2)
- 携帯の充電ケーブル たくさん
- 携帯小型ラジオ(単3電池式)
- 小型バケツ 1個
- 軍手 たくさん
- 単1電池 4個
- 単3電池 12個
- 単4電池 8個
- 車用脱出ハンマー
- 毛布
- アルミ素材の薄手マット
[/st-midasibox]
①備蓄しておいてよかったもの
今回の経験で、あってよかったと思ったものを挙げておきます。
モバイルバッテリー&充電ケーブル
最も役に立った!と思ったのが、モバイルバッテリーです。
私が出張が多い仕事ということもあり、我が家には試供品や販促品でいただいた小型のものも合わせてモバイルバッテリーが5つあります。
なんとなく、常にすべてのモバイルバッテリーをフル充電しておくのですが、今回はこれが非常に役に立ちました。
携帯が非常につながりにくく、電源があっても意味がなかったのかもしれませんが、
精神的に孤独にならない
という点で非常に助かりました。
また、我が家は充電に余裕があったので、携帯電話のライトを使って灯りを取ることもできました。
大型のモバイルバッテリーを一つ用意しておくことを強くおススメします。
ついでに、いざというときに放電されていて使えないということのないように、これだけは比較的確かなメーカーのものを準備しておいた方が良いと思います。
ランタンが一つあると、灯りが広範囲に届いて精神的に楽。
もう一つ、あってよかったなと思ったのが、ランタンです。
懐中電灯よりも広い範囲を照らすことができるので、停電で真っ暗な夜も少し安心です。
我が家のランタンはLEDであり、電池の消耗も最低限で済みました。
外で過ごすことも考えて、防水もしくは防滴の品がイイと思います。
携帯ラジオは必須!
以前適当に買っておいた防災袋の中に入っていた「単三電池で動く携帯ラジオ」、超役に立ちました!
- テレビが映らない
- 携帯がほぼつながらない
中、定期的に情報を流し続けるラジオが命綱でした。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]
電池もしくは手回しで動く携帯ラジオは絶対必要です。
[/st-cmemo]
収納場所の問題があるなら、懐中電灯と一緒になった手回し式でも良いかもしれません。
ただし、いちいち手で回すのは結構億劫です。
これは一応ソーラーもついているので、少し有利かも。
②コレを準備しておけばよかったなと思ったもの・こと
これだけのものが備蓄されていた我が家でも、やっぱり足りないものがありました。
ペットボトルの水・お茶は買い置きしておこう
緊急時、水はいくらあってもありすぎることはありません。
今回、我が家は断水を免れたのですが、札幌市内でもマンションの方などを中心に断水となったご家庭が多数あったようです。
飲み水としてはもちろんのこと、
- トイレを流す
- 手・身体を洗う、拭く
- 汚れを落とす
など、水はいろいろな用途で使います。
[st-cmemo fontawesome=”fa-bullhorn” iconcolor=”#FFEB3B” bgcolor=”#FFFDE7″ color=”#000000″ iconsize=”100″]
収納場所が許す限りの備蓄をおススメします。
[/st-cmemo]
Amazonで買えるこちらの品は、安いわりに容器がしっかりしているので、上からモノが落ちても安心です。
今時の薄いペットボトルって、破損がこわいんですよね。
懐中電灯は、部屋にひとつは欲しい
少なくとも、一人一つは懐中電灯が当たるように準備しておきましょう。
当たり前ですが、停電すると本当に真っ暗になるので、何をするにも灯りが必要です。
1,2個は大きなキチンとしたものがあるといいですが、あとは100均で十分です。
100均でも売っているキーチェーンつきの懐中電灯は、その辺に引っ掛けておくことができるので両手が空いて便利。
電池の買い置きも忘れずに。特に単1電池は忘れがち。
我が家は、単3や単4の電池はたくさん余っていたのですが、普段使うことのない単1電池だけはほとんど在庫がありませんでした。
懐中電灯やランタンって、意外と単1電池が多いんですよね…
電池はホームセンターでもすぐに売り切れるので、余裕をもった備蓄をおすすめします。
災害の多い日本では、ミニマリストは現実的ではない
最後に一つ、今回痛感したこと。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]
自然災害の多い日本では、ミニマリストは現実的ではない
[/st-cmemo]
ということです。
ただし、モノの管理は非常に重要。
我が家も、
ミニマリストや断捨離ズムに共通する「モノの量を減らして管理する」ということは、
[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]
いざというときにどこに何があるかすぐわかる
[/st-cmemo]
という点で、ものすごく大事なことだと思いました。
考えるのが面倒な方は、非常用袋を1つ買っておく
色々考えるのが面倒な方は、市販の非常用袋を一つ購入しておきましょう。
正直いらないものも結構入ってますが、必要なものは網羅されています。
カバンはある、という方には中身だけのものも売っていますよ。
まとめ;普段から地震・台風などの災害に対する備えをしておこう
ということで、被災直後に感じたことをまとめておきました。
私も正直、慢心があったことは否めません。
余震に備えて、できることをしておこうと思っています。
★サバイバル知識も大事!どれか1冊買うなら、この本!
自衛隊が実際に行っていることをわかりやすく書いたものです。