私は、子どもが幼児期に離婚したシングルマザーです。
当然、家族を支えるために毎日フルタイムで働いています。
そんな中、我が家の息子は中学受験を選び、無事第一志望の私立中高一貫校に合格しました。
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- 我が家がどうして中学受験を決めたのか?
- 母子家庭は本当に中学受験に不利なのか?
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など、気になるポイントを我が家の経験からまとめました。
我が家と同じく、母子家庭でも中学受験を検討したいと考えているご家庭の参考になれば嬉しいです。
母子家庭だけど中学受験を決めた理由
[st-kaiwa1]ひとえに、本人の強い希望です…[/st-kaiwa1]
当初は、学区内の公立中学校に進学させる予定でした。
そのために、賃貸で家を借りるときには、評判の良い中学校区を選んだほどです。
小学生当時の息子の成績は、中の上程度。
決して成績優秀でもなければ、素行が良いわけでもありません。
中学受験なんて全く眼中になく、塾にも通っていませんでした。
ところが、小学5年生の秋。
ある日突然、ある私立中高一貫校に行きたいと言い出したのです。
何でも、近所に実習に来ていたそこの生徒さんや先生と話す機会があり、楽しそうな様子にすっかり惹かれてしまったのだとのこと。
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- 学費が公立中学よりも何倍も高いこと(我が息子は「間違いなく特待生にはなれない」というレベルの成績)
- 母子家庭であることで、色々な面で引け目を感じる可能性の高いこと
- 小学5年生から受験用の勉強を始めても、間に合わない可能性高いこと
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などなど、何度も親子で話し合いを持ちました。
話し合いの内容をどこまで理解し、どのくらい納得していたかについては何とも言えません。
ただ、話し合いを繰り返した結果、その場の思いつきで中学受験を考えたわけではなく「どうしてもその学校に行きたい」という本人の意志が固いことがわかり、小学校5年生の冬、やむなく受験を許しました。
我が家が行った中学受験対策の勉強
詳しくは「小学6年生から勉強を始めて第一志望校に合格した我が家の中学受験勉強法」にて解説しますが、我が家は個別指導塾への通塾を選びました。
それまでやっていた野球を続けたいという本人の強い希望があったため、週4回通塾プラス週末の模試がノルマとなる一般的な中学受験対応の塾には通塾できなかったのです。
- 基礎があるお子さん
- 家でコンスタントに机に向かう習慣がついているお子さん
の場合は、通信教育のみでもいけるのかもしれませんが、我が家の場合は無理でした…
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合格はしたものの、反省点もたくさんあります…
我が子がかろうじて合格をいただけたのは、第一希望の学校専願であったことも大きく影響していると踏んでいます。
というのも、もともと「私立中学ならどこでも良い」というわけではなく「この学校に行きたい」というところ出発点だったため、対策もその学校の試験問題に絞って行うことができたのです。
我が家の場合、
- 試験までの残り時間
- 通塾回数
- 基礎学力
など、中学受験に必要と思われる全ての要素が欠けていたので、複数校受験となると手が回らずに合格をいただけなかったと思われます。
[st-kaiwa1]せめてもう少し基礎学力があれば、本人も親も楽だった…[/st-kaiwa1]
とシミジミ思いました。
母子家庭は中学受験で不利なのか?
正直なところ、両親が揃っているご家庭と比べると、多少のハンデがあるのは否めません。
宗教的に離婚が許容されない場合
そもそも、離婚を許容していない宗教系の学校も多数あります。
そのようなケースでは、塾や在校生保護者の方を通じて綿密な情報収集と分析が必要であると思われます。
学費が安定して支払えるか?
また、一般家庭はもちろんのこと、母子家庭の場合、「学費を継続的に支払えるのか」というのが非常に大きなポイントです。
実際に、面接でもそのあたりは遠回しに確認されました。
ですので、
- 主たる学費支給者(母?)に十分な安定収入がある
- 学費を払ってくれる裕福な祖父母(もしくは元夫)がいる
など、経済面での裏付けがあることを証明できることが大切です。
まとめ:母子家庭だから不合格ということはない!諦めず、できる努力をしよう。
ということで、我が家の経験からは、
母子家庭だからという理由で中学受験を諦める必要は全くない
ということがわかりました。
入念な情報収集と準備は必要ですが、お子さんを通わせたい学校がある方にとっては、努力する価値は充分にありますよ!