ゆらりんDAYS【はてな別館】

ゆらりんです。好きな言葉は「ゆとり」です。日々忙しい兼業主婦がゆるっとした日常を送るための、努力の軌跡です。

大人こそ「ライトノベル」を読もう!③初心者女子の作者買いなら、細音啓(さざね けい)さんがおススメ。

こんにちは!ゆらりんです。

 

今日は「大人こそ「ライトノベル」を読もう!」の第3弾をお送りします。

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第一弾

大人こそ「ライトノベル」を読もう!①「ライトノベル」の定義について考える。

第二弾

大人こそ「ライトノベル」を読もう!②大人女子でも読める理想のライトノベルの条件って?

と合わせてお読みいただければ嬉しいです。

 

★第一弾↓

yuralin.beautifullady-nico.com

 

★第二弾↓

yuralin.beautifullady-nico.com

 

第3弾では、「実際にライトノベルを読もうと思っても、本当にたくさんの本が出ていてどれから読めばよいかわからない…」という疑問にお答えします。

 

作者買いなら、細音啓(さざね けい)さんをおススメ。

細音啓(さざね けい)さん。

とてもキレイな響きのお名前ですが、男性のライトノベル作家さんです。

細音啓 - Wikipedia

 

デビュー作の『黄昏色の詠使い イブは夜明けに微笑んで』で第18回ファンタジア長編小説大賞<佳作>を受賞された実力派です。

【合本版】黄昏色の詠使い 全10巻 (富士見ファンタジア文庫)

【合本版】黄昏色の詠使い 全10巻 (富士見ファンタジア文庫)

 

 

女性がライトノベルを初めて読む」ということには、

  • いきなりエロシーンばっかりが出てきたらどうしよう?
  • 挿絵がちょっと…な感じだったら?
  • 男女の絡みしかないような作品に当たったら困る…

など、かなりの勇気がいると思います。

そんな方でも、細音啓さんの作品なら、安心しておススメすることができます。

 

おススメポイント①作風が安定している

おおざっぱにいうと、ごく最近の作品を除き、細音啓さんの作品はほぼ同一のパターンで形成されています。

 

一言で非常にザックリいうと、

異世界版ロミオとジュリエット

を、色々なパターンで見せてくれています。

 

例えば、デビュー作の『黄昏色の詠使い』シリーズでは

  • 主人公と学校の同級生
  • 主人公の母と、同級生(学校始まって以来の天才)

 という2組の男女を軸としてストーリーが展開していきます。

 

また最新作の『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』シリーズでは、

  • 戦争をしている国の王女vs敵国の天才?剣士

という男女の組み合わせが軸になっています。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 (富士見ファンタジア文庫)

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 (富士見ファンタジア文庫)

 

 まさにロミジュリですね…

 

このように、基本が「ロミオとジュリエット」なので、男性向けライトノベルにありがちな

  • 濃厚なキス(もしくはベッド直前)シーン
  • 過度に胸を強調した描写

などの過激な男性向け表現は、まずほとんど見かけません。

安心して読み進めることができます。

 

おススメポイント②少女漫画感覚で読めるストーリー展開

細音啓さんの作品をおススメするもう一つのポイントが、「少女漫画感覚で読めるストーリー展開」です。

 

もともとジャンプマガジンなどの少年向け漫画を愛読していた方は、通常の男性向けライトノベルから入っても大きな問題はないと思われますが、りぼんなかよしマーガレットが愛読書であったタイプの典型的な女性は、男性ならではのストーリー展開についていけないことがあります。

 

その点、細音啓さんの作品たちは、本当に少女漫画のあらすじを読んでいるような印象を覚えます。

 

  • 細かい点まで行き届いた設定と、比較的無理のない場面展開。
  • 登場人物の性格や動作、心情の緻密な描写
  • 女性が大好きな、キレイで繊細な表現

が特徴で、逆に女性にこそおススメしたい小説たちです。

 

オススメポイント③筆が速く、興が冷めないうちに次の巻が出る

そして、これもライトノベル初心者にとっては見逃せないポイントだと思います。

ライトノベルに限らず、通常の小説でも、かなり筆の遅い作家さんがおられます。

次の巻が出るまでに数年かかる、といった小説も珍しくありません。

 

ただ、ライトノベルの場合、

1冊の本を何度も擦り切れるまで読み込む

といったスタイルをとる方は少数派で、多くの方は漫画と同じように

その場のノリと勢いを大切に読む

と思われます。

 

この場合、あまりにも次巻までの間があいてしまうと、次巻が出たころには全然別のライトノベルにハマってしまう、ということが起こります。

それって、世界観に浸って作品を読み切る楽しみが半減しますよね…。

 

そこまでいかなくても、あんまり次の巻まで待たされてしまうと、楽しみに待っていた新刊を買ったら、まずは前の巻を読んで復習しなくてはいけなくなります…

 

その点、細音啓さんはかなり筆が速く、年間で5~6冊のペースで刊行された年もあるほどです。

現在も複数のシリーズを並行で進めておられますが、数か月おきにはどれかの新刊が出る、といった状況です。

 

最新作から読み始めても、それほどストレスなくストーリーを追うことができるのではないでしょうか。

 

また、もうすでに完結しているシリーズも多いので、一気読み派にもおススメできます。

 

オススメポイント④イラストがキレイ

そして最後のおススメポイント、ライトノベルには欠かせないイラストの話です。

 

細音啓さんの作品には、いつも作風にピッタリ合ったとても素敵なイラストがついています。

女性をパーツでとらえるような下品な作風の絵ではなく、非常にバランスの取れた美しいイラストが多いです。

 

そういった意味でも、安心してページをめくることができます。

 

まとめ

ということで、

初めてライトノベルに手を出す大人女子には、細音啓さんの作品をおススメしまーす!

 

 

★ゆらりん一押し!涙なくしては読めません。

【合本版】氷結鏡界のエデン 全13巻 (富士見ファンタジア文庫)

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『氷結鏡界のエデン』と対をなすコチラもぜひ一緒にどうぞ。

【合本版】不完全神性機関イリス 全5巻 (富士見ファンタジア文庫)

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